LPガス読本 LPガスはクリーンエネルギー LPガスとスマートハウス 様々な分野で利用されるLPガス 世界に広がるLPG車 災害に強いLPガス 安全・安心LPガス LPガスの安定供給 エネルギー政策とLPガスの未来 資料編
第二章 LPガスとスマートハウス

家庭用燃料電池「エネファーム」

ENE・FARM
■エネファームの仕組み
エネファームの仕組み
メーカー
東芝燃料電池システム
東芝燃料電池システム
燃料電池形式 PEFC
発電出力 250~700W
発電効率 38%
総合効率 94%
運転方式 自動(学習制御式)
※低位発熱量基準、定格運転、LPガス利用時

エネファームの特徴

 家庭用燃料電池「エネファーム」は、LPガスから水素を取り出して空気中の酸素と化学反応させることにより発電を行い、同時に発生した排熱を利用して給湯も行うコージェネレーションシステムです。化学反応を利用して発電を行うため、従来型システムに比べて高い省エネ性・環境性を兼ね備えています。
 エネファームによる発電で家庭で使用する電力の約7割をまかなうことができ、系統電力の購入量の削減やピークカットに貢献することができます。また、使用状況に合わせて最も効率のよい運転を自動的に学習する機能がついているので、面倒な操作も必要ありません。

エネファームの種類

 現在エネファームには、PEFC(固体高分子形)とSOFC(固体酸化物形)の2種類があります。PEFCは排熱回収効率が高く起動停止が比較的容易、またSOFCは電力負荷に合わせて24時間連続運転を行い、PEFCに比べて発電効率が高く本体も小型という特徴があります。実際の運用や設置条件に合わせて、それぞれ適したタイプを選択することができます(LPガス仕様はPEFCのみ)。
 2009年の発売開始以降、エネファームは頻繁にモデルチェンジがなされており、高効率化、小型化、低コスト化が現在進行形で進められています。また東芝機には、停電時にもバッテリーなしで運転できるよう自立発電機能が搭載されており、系統電力の途絶時でも継続的に発電することができます。

エネファームと太陽光のダブル発電

 エネファームによって出力が不安定な太陽光発電を補完することにより、CO2のさらなる削減、売電量のアップなど様々なメリットが生まれます。エネファームで発電した電力を優先的に消費することにより、太陽光で発電した電力の自家消費分を削減することで、より多くの電気を電力会社に売電することができます。
■ダブル発電による売電量アップ
ダブル発電による売電量アップ
(出典:JX 日鉱日石エネルギー「ENEOS のダブル発電」)

エネファーム普及の見通し

 現在国では分散型発電システムの普及促進の一環として、エネファーム導入補助制度を2009年より実施しており、それによって2014年には普及台数が10万台(都市ガス仕様機含む)を突破しました。補助制度は2015年に終了する見込みですが、今後は普及の本格化に伴い本体価格の低減が見込まれており、国では2030年までに530万台(内LPガスは150万台)の普及を目標として掲げています。
■エネファーム普及台数見込み(LPガス仕様のみ)
エネファーム普及台数見込み(LPガス仕様のみ)
このページのPDFデータはこちらからダウンロードして下さい。
Copyright (c) 2015 The Conference of LP Gas Associated Organizations.